アシックス メタスピードスカイ
メタスピードスカイ 新色のShocking Orange/Black のレビューです。
アシックスが本気を出すとこんなシューズが出来るという良い例
高反発の「FF BLAST TURBO」ミッドソールにフルレングスのカーボンプレートを内蔵し、「ASICSGRIP」が路面を捉えて地面からのパワーを逃さず推進力に変えます。
アッパーの素材はそれほど伸縮性はなく、シュータンもペラペラの素材なので柔らかいフィット感はありませんが足入れ感は悪くないです。
まあレーシングシューズなので軽量化を優先するとそうなりますし、全体のホールド感はあるので私は十分かと思います。
踵の当たりが少し気になるかなとも感じましたが走ってみるとアキレス腱に擦れることもなく問題ありませんでした。
見た目のミッドソールのボリュームに反して安定感は抜群です。ハイペリオンテンポの「DNA FLASH」に近いようなモチっとした感じにさらに反発性を増した印象がありました。
硬すぎず柔らかすぎず丁度いいぐらいで軽さとクッション性が両立できているのではないでしょうか。
横ブレもなく安心してペースを上げられます。というか自分の実力に見合わず勝手にペースが上がります。
10kmのロードレースで使用しましたがレース中にペースが上がりすぎないように意識してコントロールしないといけないくらい前に進みました。
10kmのペース走を4分ペースでギリギリこなせるレベルの私が36分44秒(平均3分41秒ペース)で走りきれてしまったので価格なりのシューズのポテンシャルは間違いなくあります。
練習で周回コースのペース走をした際はグリップが非常によく直角コーナーでも安心して身体を傾けてスピードを落とさず走り抜けられました。
ソーティマジック(デュオソール)の咬むようなグリップではなく、貼り付くような感触のグリップです。この辺りは好みの問題もあるかと思いますがしっかり地面を押して走るという点ではこちらの方が意識しやすくていいのかも知れません。
練習とレースで約50kmほど走った感想は、これからの勝負シューズとして色々な距離のレースで使ってみたくなるシューズでした。
ハーフやフルを走る機会があればまたレビューを追記したいと思います。